2021 fall project A dance short film "Lurking in the forest of reeds. " made for Art/Research/Practice '21 organized byThe Graduate School of Global Arts, Tokyo University of the Arts.

2021年秋制作:映像作品 "葦の森に潜んでいる。" 東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科 毛利嘉孝研究室主催 国際シンポジウムA/R/P 21発表制作。 

 

泥濘の中に

水の底に

葦やススキの節と節の間に

カタツムリの殻の中に

蝉の抜け殻の目の中に

地蔵堂の苔の上で

白鳥の産毛の中で

子の宮というこの丸く果てしない窟の片隅で

 

胎児の鼓動のように

息を潜めて

踊っています。

 

舞踊家 佐藤 あゆ子

 

.... my dance is like a fetal heart beat in the wombUniverse.


  

【略歴】山形県庄内地方生まれ、育ち、暮らし。学生時代にカリフォルニアにて多様な民族舞踊、表現の形やコミュニティーの在り方に出会い、影響を受けダンス/表現活動を始める。帰郷後、森繁哉(舞踏家・民俗学者。山形県大蔵村)、阿部利勝(農民舞踏家。山形県庄内町)等に学び表現活動を行う。森繁哉「巫座」、農村の民俗芸能の神楽連中(太鼓、謡い、着ぐるみ♡)、劇団響(庄内町)、表現舎刻一刻(鶴岡市)の公演等に参加。ソロ活動、音楽家とのコラレーション、舞台演出に加え、子どもからシニア向けの身体表現ワークショップや振り付けに取り組んでいる。表現プロジェクト「水鞠座」主宰。身近な自然の中でのアート実践リトリート会「里山養生」主宰。天河メディスンドラム隊。今を生きる人々と歩む地域芸能の未来2021ゼミフェロー

 

【主な出演】World Festival of Sacred Music LA、Evolve Dance Festival NY、Collaboratory 8、越後妻有 大地の芸術祭 日本フランス共同制作作品公演、同芸術祭「家劇場」シリーズ、緑の山伏マウンテッドin出羽、庄内町芸術祭、日本メキシコ共同制作舞踊公演、山王アートキャンパス、土門拳記念館子ども祭り、劇団響演劇公演、表現舎刻一刻演劇公演(鶴岡市芸術祭)、山形県民芸術祭(演出)、滞空時間ライブ、日本一さくらんぼ祭り、金森幸介ライブ、えみし祭り、水鞠座公演「野奏」、Unmanned 無人駅の芸術祭/大井川、演劇「龍の住むまち」(出演、演出)など。

 

 

劇評 舞踊詩「折口信夫に寄り添って」